アスリートの対談から人生を学ぶ

一流アスリートの対談

佐々木啓太氏セミナー PENTAX最新モデルで撮る 街角写真

 

 

MC青島/皆さん、こんにちは。お集まりいただき、ありがとうございます。MCの青島です。

今年のリコーイメージングブースは、「あなたの大切な人生のひとときを形作る相棒のような存在になりたい。」という思いをもとに、『Always with you』をテーマとして展開しております。そして今回のステージでは、佐々木啓太さんにご登場いただき、PENTAX最新モデルで撮る 街角写真~自由なアングルで、光を見つめよう~と題したセミナーを行っていただきます。

佐々木さんは、兵庫のお生まれで、高校を卒業後、写真専門学校に入学。貸しスタジオに勤務され、写真家のアシスタント生活を経て独立。「写真はモノクロに限る」が口癖ですが、デジタルでは、カラーやデジタルエフェクトも活用しながら、作品の幅を広げていらっしゃいます。

また、街角写真家として、自身の作品発表の場として、毎年のように写真展を開催しながら、雑誌取材、カメラ撮影の原稿執筆など、幅広く活躍されていらっしゃいます。

それでは早速お招きしたいと思います。皆さん大きな拍手でお迎えください。

佐々木さん、よろしくお願いいたします。

 

佐々木/どうも、よろしくお願いいたします。

 

青島/よろしくお願いいたしま~す。

さて、佐々木さん、今日は「PENTAX最新機種で撮る街角写真

ということなんですが、ちょっと具体的に言いますと、何と先日、210日に発売となったばかり、おとといですね。

佐々木/そうですね、はい。

青島/このKS-2で撮られたんですよね。

佐々木/はい。

青島/実際に使ってみて、いかがでしたでしょうか?

佐々木/今、『相棒』という言葉がキーワードとして出たんですが、実はこのカメラを渡されたのは、年が明けてから。

青島/最近なんですね。

佐々木/最近、つい最近です。大体こういうステージをやる場合、もう少し早く皆さん行かれて、海外に行かれてる方なんかもいらっしゃるんですが、正直びっくりしました。ただこのカメラを使っていて、相棒のように馴染んでくれて、色んな風景を撮らせてくれた、色んなことを気付かせてくれたのかなと感じております。

青島/なるほど、短期間でもそういった作品を撮らせてくれたということなんですね。

佐々木/はい。

青島/では、詳しく伺っていきたいと思います。よろしくお願いします。

 

 

佐々木/では、改めましてよろしくお願いいたします。

すみません。先に進んじゃった。あ、ごめんなさい。若干緊張しておりまして、高い所に立ってきたら急に緊張してきまして。

~自由なアングルで光を見つめよう~写真というのは、光がなければ当たり前のことなんですが、写らないです。光というのは、「見つめよう」と書いてますが、見てわかるものじゃないですね。光って見えないですよね。影を見て初めて光がわかります。光というものは、実は感じるもので、それを感じる時に、この光学ファインダーというのは、非常に自分の見ている目と同じような感じなので、感じやすいのかなと思っております。

話に入るまでに、街角写真のマナーという話を、いつもしております。これは皆さんご承知の話だと思うんですが、特に一番上、「撮られる側の気持ちになる」というのは、レンズの前だけではないんですね。自分たちがカメラを構えている、その姿も街の中では見られています。ですから、小さなカメラを使って広角レンズなんかで絞り込んで、エーパンフォーカスにして、タイミング狙って、パット出してパッと撮るという姿は、実は後ろから見てると、みんな見てることなんですね。なので街中で撮る場合、僕は街でよく写真を撮りますが、堂々と撮ってください。できるだけ堂々と、しっかり構えて撮っていただくのがいいのかなあと考えております。そういうことをやっていただくことによって、写真がもっと一般の方に認められて、広く広く皆さんに愛していただけるようになるのが、僕チシ手は一番うれしい世界かなと。

 

僕は写真が好きです。写真しか撮れない。ですから今回のこのカメラには、動画機能であるとか、タイムラプスのような機能、様々な機能が入っていますが、今回申し訳ないです。写真だけにさせてくださいということで、写真を撮ってきました。

どんなカメラだったかというと、まず最初に特徴としては、デザイン性と高性能。カメラの機能が融合した、僕は「ネオミドル」と呼んでいます。「ネオミドル」って何だ?今までミドルクラスのカメラというっと、機能はしっかりしてます。でも色は黒かシルバー。ちょっと無骨な感じがしますね。でもこの新しいKS-2では、最初からレギュラーカラーとして、3つのカラーのバリエーションがあります。特に白いカメラというのは、一眼レフでは他社さんでもありますが、かつてフィルムの頃は、売れないと言われたカメラなんです。これが今は、売れるようになってきた。それは、一つ形がフィルムの頃とは違います。ちょっとシンプルになってますね。シンプルになっている形が、白にも合っているのかなと思います。

その他にもPENTAXさんが得意とされているオーダーカラーというのがありますので、こういったものを選んでいただいて、自分の相棒です。自分が親しみを持てる、いつも持って歩きたくなる感じで使っていただくのがいいのかなと思っております。

今もう、ネットの方では予約を受け付けておりますし、あちらの方で色見ていただくと、ここで見てるのと雰囲気違いますね。雰囲気違います。僕は撮る時に、こうやってストラップをつけて、わざと変えました。最初、PENTAXさんのストラップはちゃんとついてたんですが、左側に付けて、こうやって片手で持って撮って回る。歩くときはもうずっとこの状態です。この状態で後ろも、バリアングルになってますから、どっちにでもできるんですが、わざと閉じておく。そうすることによって、写真を撮るという、自分が撮って感じるということにすごく集中できるんですね。

どうしてもデジタルカメラというのは、すぐに見れます。撮った画像がすぐに見れますが、こうやって閉じておくことに。

後は、最新のデバイスが使われている。ローパスレスになっています。画像処理エンジンも最新のものになっている。ローパスレスの場合、他社でもローパスレスのカメラはありますが、2種類ありますね。ローパスが付いてるもの、ローパスレスが付いてるものと2種類あるんですが、このの場合は、ローパスセレクター。手ぶれ補正機能を使って、ローパスに近いような形のものをカメラがやってくれるんですね。ですから、モアレなど気になる時は、この機能を使っていただければいい。鮮明度を出したいときはそのまま撮っていただる。そういうようなことが充実してます。

ダイヤルも2ダイヤル。2ダイヤル操作というのは、ダイヤルが2個ある。例えばシャッター優先で撮ってます。露出補正するときは、こっちのダイヤルを使います。マニュアルモードで撮ってます。手前のダイヤルでシャッタースピードを変えます。後ろのダイヤルで絞りを変えます、ということができるんですね。ダイヤルが一つしかないと、ボタンを押しながらダイヤルを操作しなければならない。

初めのうちは、ダイヤル二つあると、分からなくなっちゃう。どっちがどっちだかわからなくなってくるんですが、慣れて来て、ドンドンドンドン写真を撮っていくと、ファインダーのぞいたまま、直感的に操作ができるようになってます。ステップアップするのにも、非常に良くなってます。

後は、高感度は、後で写真を出しますけど、51200。これ最高感度です。この最高感度が、今までのように数字としてありますじゃない、使ってもいいのかなと思うぐらいきれいな画像。

 

どんな画像が撮れるかというので、僕はまず、モノクロを撮ります。昔からモノクロを撮ってるというのもあるんですが、モノクロというのは、色がないです。色がないので、この線の細さ細かさがよくわかります。あとは、このトーンの感じですね。明るい所と暗いトーンの感じがよく分かるようになってます。モニターで見ていただきますと、どうしても後ろからバックライトが当たっていますので、ここの黒い所なんか、大分浮いて見えてます。プリントで見ていただくと、ここが締まってる感じよくわかっていただけます。今日は、ここに出すのを全部プリントで持ってきてます。A4のプリント持ってきてます。後でこれは見ていただいて構わないです。クリアファイルになってますので、もうちょっと、中しっかり見たいなという方は、ちょっと抜いていただいて、見ていただいても構わないです。後で、あちらのタッチ&トライの方で置いておきますので、またこれも見ていただければと思っております。

 

これが高感度5000で撮りました。若干モニターで見ると、ざらっとしてる感じがあるかもしれないんですが、車のぬめっとした感じは、そのまま残ってますよね。高感度にした時は、ノイズも気になりますが、コントラストが強くなってしまうことが多いんですね。コントラストはそんなに強くない。だから自然な見た目な感じで、あまりノイズが出ないと、高感度で撮った感じがしないですよね。ここが暗いという感じが出づらくなります。だから、そのバランスはすごくいいのかなと思ってます。

 

ちょっとテストでやったのが、次の写真ですね。これは横位置で撮って、一部分を拡大してます。上にISO感度が出てます。400640051200。どうですか?こっちの方がいいんじゃないかと思いますよね。ちょっとね。それは逆に感度が上がって、ちょっと荒れています。ちょっと荒れてます、こちらが。それも51200です。これだけしか荒れない。荒れないことによって、ここの奥行き感は逆に出てるのかもしれないですね。こっちの400の方は、すごいきれいに出てます。ここでピントを合わせていますから、ここからちょっとボケるような所まで、シャープに映ってますね。それが高感度になることによって、ちょっとこちらの画像はね、少しだけ荒れています。荒れていることによって、逆にピントの合ったところは、合ってきて奥行きが出てる。ですから、今までの51200というのは、数字だけで、まあ緊急用かなというところもあったかもしれませんが、今回のカメラに関しては、十分に実用的にも使っていただけるんじゃないかなと思っております。

これは、PENTAXのオートホワイトバランスという、カメラが自動で測ってくれるホワイトバランスに、3種類あります。

一番左は、従来からのオートホワイトバランス。これは、マルチパターンオートホワイトバランス。何が違うかというと、マルチパターンでは、画面の中のいろいろな所、測光でもマルチパターン測光というのがありますが、それと同じ原理で、いろんな所を測って、より自然な色、自分たちが普通に目で見ているような色にしてくれるのが、このマルチパターンオートホワイトバランス。このSTEというのは、逆に色を強調します。ですから、このタングステンの赤い色を強調してあげて、イメージを撮ってくれる。ですから、カメラをオートにしてあげるだけで、これだけ3種類のホワイトバランスが撮れるというのも、なかなか凝っている仕様ですね。これは、他のPENTAXのカメラにも全部ありますが。

こういったことも使っていただいて、色というのはやはりイメージを作ります。写真のイメージを作りますから、その色を後から自分で、ROW現像で調整されるのもいいんですが、撮る時にこのように変えていただくのも、いいんじゃないかと思います。

 

先ほどもありました、防塵防滴ボディ。水に濡れても大丈夫です。レンズもセットになります。標準ズームのセットも、防滴仕様になっています。PENTAXさんのレンズ、いろんなレンズがございます。ここの表記がWRとなっているものは、防滴仕様。AWとなっているものは、防塵防滴仕様です。防滴仕様でも雨に濡れたりするぐらいは、大丈夫です。防塵防滴と何が違うかというと、例えば、防塵までなってると、砂漠に行くとすごく砂が細かい。そういう砂までも防いでくれるのが、防塵防滴。普通の撮影、ちょっと雨が降ったというぐらいの撮影は、防滴で十分大丈夫やっていただけます。

このレンズは、撮影時は伸ばします。このように伸ばした形で使いますが、収納するときは非常にコンパクトに。こういう機能が入っていながら、防滴仕様になっています。これ、なかなかいいですね。持って運ぶときにも楽ですよね。楽です。

 

今回は、標準ズームと、35ミリのマクロレンズ、このレンズ2本だけをお借りして使いました。実はこのレンズがとっても良い。先にこれ言っちゃうと、後のネタが無くなるんですが、システムカメラというのは、レンズが変わります。レンズによって、絵が変わります。この35ミリマクロだけは、ぜひ買ってください。35ミリですから、APSCでは、大体標準50ミリの画角になります。自分の目で見てるのと同じくらいの画角になりますが、それでいながら、柔らかい描写もします。マクロレンズは、大体シャープに写すのが得意なんですね。細かいものを撮るレンズですから、シャープに写すのが得意なレンズなんですが、柔らかさも兼ね備えているという、非常に優れたレンズになっていますので、こういうレンズを使っていただくといいですね。

 

これは、雨の日に撮りました。雨の日、標準ズームで撮ってます。空は雲ってますね。空が晴れてると、明るさの差が大きすぎます。ですから、ショーウインドウの中と空の所の差が付き過ぎてしまうんですね。でも曇っていますから、空の所もちゃんと押さえられている。雨の日に撮影できると、色んなシーンが撮れる。雨になると、どうしてもカメラが濡れるから、自分が濡れるからと言って、今日は撮影止めようかなと思ってしまうことあるんですけど、このセットであれば、雨の日も大丈夫。ただ、濡れて大丈夫だからと言って、カメラだけを濡らさないでください。自分はカッパをかぶって、カメラだけを濡らすというのは、相棒ですから、相棒濡らすなら、自分も一緒に濡れてください。濡れた気持ちになって撮っていただければ、そこに、写真に温度が、気持ちが乗ってくるというふうに、僕は感じています。

 

これは水ですね。こういうシーンを撮ってると、どうしても寄りますから、傘なんか持ってても、段々邪魔になるんですよね。ですから、気付いたら傘、後ろの方にある。そうすると、レンズは濡れてしまう。当然ズームレンズですから出しますね。ここのズーミングすることによって、レンズが動きます。動いても防滴仕様になっているので大丈夫、安心して使っていただければ。

ただ撮影が終わった後は、付いてる水滴などは、ハンカチなどで拭いていただく方がいいと思います。後でしっかり乾燥していただくというのが(いいと思います)。乾かすときは、必ずレンズ出した状態。しまった状態ではなく出した状態で、一晩くらい乾かしていただくのがいいかなと思います。

 

こういうシーンですね。なぜか外人の方は、傘、ささないですね。これ、何でなんでしょうね。傘売ってないわけじゃないと思うんですけどね。なかなかささない方多いかもしれないんで、こういうシーンも。

これもね、この傘が良かったんですよね。これビニール傘だったら、たぶん僕は、撮っててもここには持ってこないです。僕たち写真家がこういう所に出す写真というのは、一番良かった写真だけを持ってくるんです。他にビニール傘の写真も、たくさん撮ってます。皆さんが勘違いなさるのは、このシーンじゃなきゃ撮っちゃいけないんだと思われることがありますね。実はそうではなくて、この裏には、ビニール傘のシーンもあれば、この男の人がいないシーンもたくさん撮って、自分が一番良いと思ったシーンだけを選んで、ここで皆さんに見ていただくようにしています。

 

ちょっと離れたところ、わざと離れたところですね。離れた所でポツンと人が立っている。この時はビニール傘でしたね。ほんとはピンクの傘だったらもっと目立ちますね。ですから、写真の中では目立つものがあると、広い絵の中でもまずそこに目が行きます。写真を見ていただく方の目がそこに行きますから、写真が緊張して見えるんですね。緊張して見える。

あと、ちょっとしたコツとしては、雨の日は曇ってますから、空が白くなってしまう、抜けてしまう。白く抜けてしまうと、写真の力がドンドンそこから逃げてしまう。ですから、そういうのを上を木で押さえた。木で押さえてあげる。この時に、木がつぶれないとすごく写真に奥行き感が出るんです。これはレンズの力もあります。画像処理の力もあります。

今回の持ってくる写真は、全部JPEGです。カメラで撮ったJPEGをそのまま見ていただいてますから、後でRAWで現像したり画像処理をしたりはしてないです。だから、カメラの力が大分強くなってきている。だから、自由にたくさん撮っていただければいい。

 

あと、すみません忘れてました。僕のセミナーに関しては、ここのモニターに出てくるもの、写真に撮っていただいて構わないですから。写真に撮って持って帰っていただくのは、一向に構いません。

 

これは、ちょっと怪しげな、ご存知の方あるかもしれませんが、中野という所にあるちょっと怪しげな場所ですね。これも雨が降っていたので、この辺がしっとりするんですよね。乾いていると、晴れていると、確かにコントラストは強くなります。メリハリは出ます。ただ、こういう古い建物は、ちょっと風化したような感じが出てきます。それが水に濡れることによって、しっとりしてきますね。だから、晴れの日だけではない、雨の日も、撮影日和なんです。その時に、この防塵防滴のシステムがあると、非常に楽です、気持ちが楽です。気持ちが楽になりますので、ぜひ撮って。

 

この写真を見た時に、聞いてはいけないこと。「何でこれを撮ったんですか?」と聞かないでください。何となく撮りたかったんです。街で写真を撮る時に大切なのは、何となく気になったものを、何となく撮ってください。それでいいのか?それでいいんです。それで何となく気になったものを何となく撮っていくと、ドンドンドンドン被写体が見つかってきます。

そうでないと、まずうまく撮ろう、カッコよく撮ろうと思って街を見ていると、被写体に気づかないんです。街のちょっとした変化になかなか気づけなくて、見過ごしてしまうんですね。ですから気になるもの、あ、いいな、これも撮ってみたいな。なんか気になったら、まずシャッターを押してみていただいたらいいんじゃないか。そうするとこういう感じで。これは大分鮮やかに出てます。鮮やかに出てるのは、リバーサルフィルムというカスタムイメージを使ってます。カスタムイメージというのが中にたくさん入っていますから、その中でリバーサルフィルムというのを使うと、ちょっと鮮やかさが出て、コクが出ます。深みがすごく出ますね。デジタルの写真というのは、どうしてもちょっとのぺっとした感じ、鮮やかなんだけどちょっと深みが足りないなということを感じることがあるんですけど、このリバーサルフィルムというのを使っていただくと、そういうこともないですね。

 

あと、バリアングル液晶になりました。待望の、待望のというふうに言われておりました。さらに自分撮りもできます。これを裏返していただくと、なんと普段はこちらでシャッターを押すんですが、Wi-Fiボタンがシャッターボタンの代わりをしてくれます。ですから、こっち側で持った時に、しっかり押しやすくなる、しっかり持てるようになる。じゃ、この次に、さぞかし自分撮りをした写真が出てくるだろうと皆さん思われるかもしれないんですが、このおっさん、自分撮りはしないです。さすがにそこは、あんまりいい写真が撮れないので、雨の日に縦位置で撮りました。

バリアングル液晶のいい所は、アングルが自由に選べます。ハイアングル、ロウアングルじゃないんです。ほんの10センチあげられるんです、縦位置でも。などできると横位置でも10センチ上げられるんですが、バリアングルだと縦位置で10センチ上げられる。この目から10センチ上下離れた所というアングルが、全く違うんですね。ちょっと高さが出ることによって、道路の奥行き感がすごく出るんです。

奥行き感を出す場合、望遠レンズを使って、圧縮効果を使うとかありますね。高い所を撮ったりするのがあるんですが、標準ズーム使っていただいても、ちょっと上げられると、これだけ奥行き感出すことができます。下にもぐった時は、ロウアングルで撮る時ですね。撮りやすくもなります。こういうふうに、バリアングル液晶のいい所は、縦でも横でも自由に10センチだけ変えられる。確かに液晶が固定されていても、何となく見ながら10センチくらいは撮れます。逆に言うと、自分が使っているレンズの画角が分かっていると、それができるんですね。ですから、ズームレンズというのは、非常に便利です。一本で広角から望遠までいきます。ですから、のぞきながらズーミングをついついしてしまいます。でもそうすると、いつまでも画角というのがわからないので、「今日は24ミリ固定にしようかな」「18ミリ固定にしようかな」というので、そこから一時間ぐらい撮ってください。そうすることで、画角というのがわかってきます。そうすると、アングルをいろいろ選ぶときの助けにもなってくれます。

 

あとは、最初にも言ってしまったんですけど、ひっくり返して裏側にしておけますから、デジタルカメラというのは、再生ボタンを押してすぐに見れます。自分の撮った結果はすぐ見れるんですが、それをやらないで撮ることに集中することも可能ですね。

 

あとは、ファインダーが非常にきれいになってます。視野率100%。これ当たり前のようですが、非常に難しいことなんです。約100%になるということは、ミラーから光が入ってきてプリズムを通ってくるんですが、それが全部見えてなきゃいけないんですね。ちょっと余裕がなきゃいけない。これを100%にするためには、昔は一台一台、手で技術者の方が調整しました。ですから、ハイエンドのカメラでなければ、100%は成立しなかったんですね。じゃ、なぜ今それが可能になったか。それはPENTAXさんは、手ぶれ補正機能を使っている。まず、ファインダーを組み上げてから、手ぶれ補正機能を使って真ん中にちゃんと100%になるように補正されてるそうです。ですから、値段がかからなくてもちゃんと見える。

 

あとは、ファインダーというのは、ここにプリズムが入ってます。ミラーからプリズム。これは、安いカメラになると、ここがミラーになります。下もミラー、上もミラーになると、ちょっと見えにくくなる。ピントが見えにくくなる。プリズムファインダーは、ピントの山も見えやすいですね。

PENTAXさんは、フィルム時代に一眼レフを初めて作られたメーカーです。ですから、そこから培われてきた技術というのがあるんですね。ですからピントの山も非常に見やすかったです。ファインダーは素通しと言いますけど、そのままの光でよく見えますから、暗い所もいいですね。ライブビューなんかも確かに便利です。色も確かにちゃんとわかります。タイミングも見やすいかもしれないですけど、こういう暗い所だと、後ろから光がきます。後ろから光がくると、暗く沈んでいる所なんかが、逆に見えづらくなったり、イメージしづらくなったりすることもありますね。

 

あとは、高速シャッターというのが入っています。6000分の1です。微妙ですね。8000ではないんです、6000なんです。でも、6000でやることによって、こうやって水の飛沫が止まります。あとは、絞りを開けて、明るい所で絞りが開けられます。実はこれ、2.8は、今回お借りしたレンズは、開放が2.8でした。もっと明るいレンズありますね。1.4とかありますね。1.4とか使った時の方が、シャッタースピード速い効果は生きてくると思います。

 

あともう一つは、細かい話になってすみません。最新の明瞭強調という画像処理が入っています。これは選ぶことができます。RAWで撮っておいていただければ、カメラ内で後からこの効果をかけてあげることができます。と言って、今比較して違いが分かりますか?あんまりわからないですよね。ただプリントやパソコンのモニターーで見ていただくと、この雲の感じが立体感が出ています。この線がきれいに見えてたりします。その程よい感じですね。先程の前の回でもありましたが、いかにも強調してるんではなくて、程よく見た感じに、人間の視野の感じに近いようにできているのかなと。

 

あとは、こういう感じのデジタルフィルターが22種類。カスタムイメージが11種類。デジタルフィルターは、PENTAXさんが、一番最初にカメラ内ROW現像でやられています。こういうふうに組み合わせることもできるんですね。デジタルフィルターとカスタムイメージを組み合わせてあげることができます。実は普通に撮る時に、鮮やかになりますよ、きれいに撮る、カッコよく撮るのは、実は難しくて、そこにちょっとハイコントラストをかけた、銀残しを足してあげると、同じ日に撮りました。シーンはちょっと違いますけど、こんな感じになりますね。こっちの方がカッコいいでしょ。カッコいいでしょ。写真って、カッコよく撮った方がいいですよね。僕は、基本的にカッコよく撮りたいと思ってます。その時に、ハイコントラストと銀残しをちょっと組み合わせたりします。そういうイメージも楽しんでいただいて。

 

これは確かに目で見てる世界とは、全く違います。デジタルが作ってくれる絵かもしれないんですが、それを見ながら、自分の世界を楽しんでいって、写真を撮る機会を増やしていただけるといいのかなと思っています。

 

こんなふうな感じですね。車なんかも、全部取るといかにも説明的になるので、自分の気になった一部分だけを撮っていただけるといいのかな。

 

こういう感じですね。こういう写真を撮ると、ここつぶれてますよと。ここつぶれてますので、きれいにして出しましょう。折角コントラスト強くしてるのが弱くなってしまいますから、つぶれていいんです。つぶれたっていいんです。飛んだっていいんです。というのが僕の撮り方です。それより自分のイメージを撮りたい。自分が楽しみたいという方が。

ですから、こういう時もそうですね。ここ飛んでもいいんです。でもあまり飛びすぎると嫌だから、逆にどこかをつぶしてしまう。人間の目は非常に優秀ですから、明るさの違いとか、すごく許容範囲が広いですね。カメラはどうしても狭くなります。明るい所、暗い所、表現できる幅というものは、目でイメージする以上に狭くなりますので、どちらかを活かしてどちらかをあきらめるという撮り方も必要。

 

あと、夜。これも全部手持ちです。いいですね、高感度が効くようになったので、いつでも手持ちで撮れますよ。明るいレンズがあれば撮れますよと、いう話はよく聞きます。ただ夜のシーンというのは、ちょっとブレてた方がいいですね。ちょっとブレてるぐらいの方が、動きがあるものね、人物、車なんか、ちょっとブレてる方が、夜の感じがしますよね。僕たちが夜、ものを見ている時というのは、必ず暗いので残像を見てるんですね。そのイメージに近くなるように、ちょっと動き物だけブラす。あとの物は止めてあげる。こういうことができるようになったのも、手ぶれ補正機能がカメラの中に入っているからなんですね。ですから、そういう機能を使っていただいて、こういうシーン撮ったり。

こういうのは、信号渡りながら撮ってますから、ワンカットです。1回しか撮らない。2枚3枚確認してまた撮ってると、今度引かれちゃいます。迷惑になりますから、1枚撮ったら諦める。

写真というのは、僕よく言うんですけど、諦めることが大事です。いいですね。今日覚えて帰っていただきたいのは、写真を撮る時に大切なのは、諦めることです。まず最初に諦めるのは、うまくなろうとする気持ちを諦めてください。うまくなろうとするより、自分らしくある。自分が気になったものをドンドン撮っていただければ、ドンドンドンドン自分の心が、気持ちが、写真に写ってくるんですね。

うまい写真というのは、テクニックで撮れます。これもそうですね、テクニックで撮れます。これは迫力を出すためにしゃがみます。テクニックで説明すると、そういう説明はできるんです。でも、なんでこれしゃがみたかったか。この雰囲気を出したかったんですね。人物がちょっと入ってくる方が、ポイントになりますよね。だからここでは待っていました。ずうっとしゃがんでカメラを構えるようにしました。この時、液晶を出してバリアングルですから、ロウアングルも撮りやすいんですが、カメラ離れてると、あまり撮ってる感じしないですよね。しゃがんで思いっきりカメラを構えて、撮ってますと全身からオーラを出しながら撮った1枚ですね。これはプリントにして、展示もしていただいてます。

 

こんな感じで、夜撮るのも非常に便利でしたね。もうPモードで十分です。ズームレンズを使っていただいてる時なんかは、基本的にPモードにしていただいていいです。特にズーミングによってFナンバー変わったりするレンズを使われてる場合は、Pモードで撮っていただいて、タイミング、被写体の動きのタイミングに集中していただくのがいいのかなと。

 

大分時間が押してきたんですが、ぜひモノクロ写真もやってみてください。モノクロというのは、光と影の世界。写真の原点がそこにあります。この時にマクロレンズを使っていただくと、ちょっと寄れるんですね。この35ミリ、自分の目で見てるのとの同じ範囲でしか撮れないものを、ちょっと寄ると、それだけでイメージが変わります。このレンズで何撮るかというと、雲があるなと思ったら、雲を撮ればいい。何かこの光が気になるなと思ったら、寄って撮っていただく。こうやって何気ないものを撮っていただいて。モノクロで大切なのは、実は、こうやって光が入ってきますね。こういう光をどういうふうに表現するか。よく光を見極めましょうという話もありますが、実は見極める前に、露出補正一つするだけで変わります。これは、露出補正が+0.3。全体的にきれいに見せようとしている露出補正ですね。逆にモノクロ的に黒を締めようとしているのは、-1.0の露出補正。こうすることによって、影の部分が締まってきます。暗くなって締まってくるので、光が差し込んできてる感じというのが、より強くなりますよね。ですから、意外に光を見極めるのも大切なんですけれども、ちょっと普段より露出補正をマイナスにしてみるとか、黒を締めてみるという発想で撮っていただくと、意外とモノクロはカッコよくなります。ですから、こういう何気ない所でも撮っていただくと良いですね。本来ここに人が歩いていると、もっと面白いですね。面白いですよね。来なかったんですね、この時。来なかったので、5分ぐらいは待ちました。でもこれ以上待つとこの光は変わってしまいますよね。自分がせっかくいいなと思って見た光は変わってしまうので、次の撮影にドンドンと移動していきました。

 

そうすると、また雲が出てきます。出てきてこういうビル、これプリントで見ていただくと、ほとんどこのビルはつぶれています。つぶれています。このモニター上ではきれいに出てますが、ほとんどプリントで見ていただければ、つぶれています。

 

こういう人が歩いてきたりするシーンなんかは、待ちますよ。待っていて、人が歩いてちょうど足がクロスしたところの方が、きれいに見えます。体が捻ってる状態の方がきれいに見えますから、そういう所を習います。

 

マクロレンズだと、こういうふうに寄れるんですね。自分が気になったところに寄れます。このレンズの良い所は、柔らかさです。最初にも言いましたマクロレンズというのは細かい描写を得意としますから、どうしてもシャープになりやすいんですね。シャープなレンズというのは、どうしてもボケ味が硬くなりやすい。それがないのが、このレンズの非常にいい所ですね。ですから、こういう空撮ってあげても、こういうふうにきれいに出てきますね。

 

これも多分ここで見る感じと、プリントで見ていただく感じは大分違うと思いますので、ぜひまたプリントでも見ていただければ。

 

これ何だかわかりますか?自転車のハンドルが付いてるところね。寄るとなんか不思議な物に見えてくるでしょ。ですから、マクロって非常に面白いんですね。写真的なんです。目で見てるのと違う、虫眼鏡を持って何かをのぞいているような感じになって写真的なんですが、そればっかりやってるとちょっと疲れちゃう。

 

ですので、リラックスして遠くのものも撮る。というのもできるのが、このレンズの非常に良い所ですね。

 

これは、お店に置いてあったんですね。ショーウインドウ越しに撮りました。だからちょっと、何となく柔らかい感じにもなってるかなと思いますね。

 

こんな感じで、歩いてるシーンを撮ったり、何でも撮れます。だからこのペースで撮ってるので、割に急に渡されても、意外に写真が撮れたんですね。

 

モノクロの良いところは、何となくカッコよく見える。何となくカッコよく見えます、誰が撮っても。傘ですから、これただの。ただの傘撮っても、何となくカッコいい感じするでしょ。これプリントにすると、さらにカッコよく見えます。そんなことないかな?

きっと大丈夫です。プリントする時は、A4ぐらいに大きくしてください。これでも小さくしてると、ボケとか、わからないですよね。ちょっと大きめにプリントしてあげると、色んな細かいところが見えてくるので、ぜひA4ぐらいのプリントにいていただいて、見ていただくのがいいんじゃないかなと思います。

 

下ばっかり見てると疲れますから、たまには上を見てみたりしますね。こんな感じで、これは実は銀座です。銀座って意外と、中央通りとか大きな通りがありますね、きれいな通り。ブティックがたくさん並んで、ブティックと言わないのか。ブティックと言わないですね。ブランドショップなんかたくさん並んでいますけど、ちょっと脇に入ると、こういう路地がたくさんあるんです。ですから、街撮る時のコツとしては、気になる所があれば、ドンドン入ってみる。迷子になって見るのが一番いいんです。迷子になって出会いがあります。写真を見てもう一回そこに行きたいなと思うと、一年経っても行けなかったりします。それが街角の一番楽しみ、醍醐味なのかなというふうに思います。

 

これも、何が良かったんでしょうね。この反射してる感じが良かったんですね。そんな感じです。何か気になるなと大体何か気になる時には光が気になって、僕は写真を撮ります。

 

意外と好きなのがこの写真です。この光の感じがすごく良かったんですね。自分が立ってる場所は、ちょっと上の場所だったんですね。駐車場があります。人もいない、猫もいない、車もいない。でも光だけが差している。こんなのどかな感じが非常に気に入った1枚でした。

 

こんな感じですね。これなんか、車のカバーですからね。これもこの光があったから撮った1枚です。ですから、写真というのは光が大事です。大切です。モノクロというのは、その光をどういうふうに表現するかが問われてくる。問われてくるというと、ちょっと大げさになりますけど、その違い、自分の光の感じ方というものが、非常に写真に現れやすいと思います。それを見る時に、やはりミラーレスというカメラ、全部見えます。モノクロで撮りたければモノクロで見えます。非常に便利です。ただ光を感じるのは、今の現状ではこのファインダー、ガラスのファインダー、プリズムのファインダーを見ていただく方が、自分が感じている光をそのまま感じられますね。

ですから、ちょっと慣れてくると、風景がモノクロにも見えるようになります。これは、カラーやって、モノクロやってとやってるとなかなかならないんですけど、ずうっとモノクロやってると、風景がモノクロのように見えますね。

 

こういうボケとかもきれいでしょ。これなんか、ヨーロッパ行ったような気がするでしょ。撮ったのは代官山です。ですから、撮る時には、自分が勝手にヨーロッパ行ったような気にもなれるんです。それはモノクロの良いところですね。色がないから、何となく無国籍になります。だから自分の気持ち次第で、行った先を勝手に変えることもできますね。モノクロ写真ができる、そういう利点もあるから。

 

こんな感じで、ちょっとだんだん曇ってきたりもしますね。曇ってくると光が弱くなってきて、光が弱くなってくるので、ノーマルなモノクロは、非常に撮りにくくなる。でもこのレンズは、こういう細かい描写が非常に優れてますね。再現が非常に優れてますので、撮っていても楽しい。

 

こういう時には、どこにピントを合わせるか。ここにピントを合わせるか、ここにピントを合わせるか、

こっちにピントを合わせるかによって、結果は変わります。ですから撮る時に、一生懸命考えます。どこにしようかな?考えなくていいです。ここで合わせたもの、ここで合わせたもの、ここで合わせたものを撮っといて、後で選べばいいんです。そうすると、少し楽になるでしょ。今のカメラは非常に高性能になってます。本当に押せば写るようになってます。ですから、悩んだことがあったら、悩んだ分だけ、シャッターを押してください。たくさん押していただいて、後で選ぶことによって、自分の中に引き出しが、ドンドンドンドン増えてくるんですね。そうやっていくと、色んな物が…。

 

これも例えば、車にピント合わせたらいいのかな?シャッターにピント合わせた方がいいのかな?って悩むと思います。悩んだら両方撮っとけばいいんです。後でそれを選んで見ればいい。昔からフィルムの頃から実はやられてたんですが、フィルムはどうしても現像したりとかなかなか撮れないんですが、デジタルであれば、こういったものも、自由にたくさん撮っていただけるのかなと。

 

段々時間が怪しくなってきました。

こんな感じですね。これは上野です上野に行きましたな。意外と歩くんです。大体万歩計をつけてると、撮影しながら1万歩は歩きますね。ですから身軽な方がいいんです。自分の持ってる機材全部持って行くんではなくて、もう今日はこのレンズ1本。ボディは一つ。電池は二つ。そんな感じで出ていただくと、途中で電池が無くなりますと、デジタルカメラというのは、言う事を聞かなくなりますから。かなり枚数撮れます。枚数撮れますが、保険として電池2本ぐらい持って行くのがいいかなと思いますね。

 

こんな感じ。こんな感じになってきましたね。段々となぜか焦ってきてるんですが。

 

こういう感じ。この時も、この浮いてるタイミングがいいでしょ。浮いてるタイミング。こういうタイミングで撮るためには、浮く前にカメラを構えとかなきゃいけないんですよ。いいですね。この瞬間に構えると、大体終わってますから。ですから、決定的瞬間という言葉がございます。この決定的習慣というのは、その瞬間にカメラを向けるのではなくて、その一歩前にカメラを向けてあげる。次の瞬間を予測するというのも実は、写真には必要。そうすると写真は、頭も使いますね。指も使いますね。足も使いますね。いいですね、脳トレにもなるんですね。

 

脳トレしたら、たまには変わったことやってみましょう。5秒間手持ちで撮りました。当然ブレます。ブレますね。ブレますから、ブラしながら撮りました。ブレるものを止めようとするから、微妙にブレてしまって、後で嫌な感じになる。どうせブレるんだったら、思いっきりブラしましょう。ただ思いっきり揺すると揺れ過ぎちゃうから、何撮ってるかわからないので、カメラを構えて中腰になって、こう揺する感じ。ですから、この撮影、意外と体力が必要になります。翌日、足が痛くなりました。良かったですね、翌日でな。大体2日後くらいに痛くなったりするんですけど。

 

ま、こんな感じです。これはちょっと実験的な表現かもしれないです。実験的な表現かもしれないですが、こういう新しい表現、ですから、ブレという失敗から生まれてるんですね。失敗しちゃいけない、いけないというと、なかなかこういう次の表現は出てこないので、たくさん失敗はしてください。失敗をすることが、表現の幅をどんどん広げてくることになるんじゃないかなと考えております。

 

ここまで、ベラベラベラベラしゃべってます。

こういうシーンも、揺らし方一つで、結果が変わります。全然変わってくるんですね。ですから、1枚撮ったらもう1枚。何回かこのシーンでやってます。ただ、10分も20分もやってますと、単なる怪しいおっさんになりますから、ある程度撮ったら、諦めていただく。次に移動していただく方がいいんじゃないかなと思います。

 

このシーン、たまたま車が通りましたからね、すごく賑やかな感じになります。

ではここまで、写真をずっと見ていただきました。今日はモノクロ写真を使って、スライドショーを作ってきました。ですので、ここからは、2分程度ですが、音楽と一緒にしたスライドショーを、これが最後になりますが見ていただこうと思います。それではすみません。スライドの方を変えてください。

 

~スライドショー 街角~ 

 

これは、ムービーの編集ソフトを使って作りました。ですからちょっと時間かかりました。音源はフリーで入っているものがありますので、それを使っています。今は音源なんかはネットでフリーで出てるものもありますし、今はこういうのを簡単に作れるソフトもあります。このスライドショーが、デジタルになってすごくやり易くなりました。昔は、マルチプロジェクションといって、大きな設備を使ってじゃないとできなかった。自分の中ではできなかった表現ですね。ですから、デジタルになって初めてできるこのスライドショーという表現も、音楽一つでも変わります。1枚でプリントにしてしっかり見ていただくのも、確かに写真です。写真です。

デジタルになって、スライドショーというのを作っていただくと、また違う側面が見えてくる。自分の撮った写真の違う所、魅力がどんどん出てくるんですね。ですから、そうやって撮った写真をドンドンドンドン表に出していただいて、また改めて撮りに行くというのを繰り返していただくと、楽しくなるんじゃないかなと僕は考えております。

 

最後になります。もう一度、光を感じながら改めて写真を楽しんでいただければいいんじゃないかなと思っております。その時に、いろんなカメラが今はあります。使いやすいカメラもあります。便利なカメラもあります。このプリズムを使ったファインダー、目で見てるのと同じものが見えてきます。素通しで感じることができます。このカメラがあると、少し感じやすくなるのかなと思ったのが、この僕の1カ月だったように思います。

ぜひまた、皆さんと一緒に写真、楽しみたいと思います。じゃ、この辺でお話を終わりたいと思います。どうも、今日、ありがとうございました。

 

 

青島/貴重なお話、ありがとうございました。それでは皆様、佐々木さんに今一度大きな拍手をお願いいたします。

佐々木/どうもありがとうございました。

青島/ありがとうございました。

さて、次回のステージですが、1445分より、「新鋭Kマウントレンズで捉える。K-3ヒコーキ撮影力

と題したセミナーを行ってまいります。どうぞみなさま、RICOHイメージングブースステージまでお越しください。またお手元にアンケートをお持ちの方は、受付にてノベリティと交換をさせていただいております。ステージ左手インフォメーションカウンターまで、ぜひお越しくださいませ。

それでは引き続き、RICOHイメージングブース内でごゆっくりとお楽しみください。ありがとうございました。